2024-11-26
相続した土地を売りに出しても、必ずしもスムーズに売却できるとは限りません。
なかには、なかなか買主が見つからず思うように売れないといったケースも珍しくありません。
そこで、相続した土地が売れない理由や、売れない土地を所有し続けるとどうなるのか、対処法も併せて解説します。
藤沢市・鎌倉市で土地を相続する予定がある方は、ぜひご参考になさってください。
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土地を相続したものの、活用する予定もないため売却したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、思うように買主が見つからず売れないケースも少なくないのです。
では、売れない土地にはどのような理由が考えられるのでしょうか。
ここでは、相続した土地が売れない理由について解説します。
相続した土地が売れない理由には、エリアの問題も大きく関係しています。
たとえば、駅から遠く商業施設などが近くにないような土地は、利便性が低いため売れにくくなってしまいます。
また、周辺に墓地がある場合やごみ処理場といった嫌悪施設がある場合も、買い手がつきにくく売れ残ってしまう可能性が高いでしょう。
一方で、駅から近い、教育施設が近いような利便性が高いエリアは、需要が高く売れやすい土地とされています。
土地の形状が悪く活用しにくい場合も売れない土地の特徴です。
もっとも活用しやすい土地というのは、正方形や長方形などの整形地です。
一方で、活用しにくいとされているのが、細長い土地や三角形などの不整形地になります。
不整形地は、実際に利用できる面積が少ないため、買主からの需要が少なく、結果的に売れない土地となってしまいます。
また、土地が道路よりも下がっている場合なども、かさ上げにかかる費用が必要なことから買主に敬遠されてしまうでしょう。
土地の地盤に問題がある場合も売れない可能性が高くなります。
たとえば、埋立地や盛土は地盤が弱いため、売り出しても売れ残ってしまう可能性が高いでしょう。
近年は水害や風害、地震などの自然災害が多発しています。
そのため、できるだけ地盤が良く被害が少ないと想定されるエリアを好みます。
地盤が軟弱で、かつ土壌汚染が懸念されるような土地であれば売却しにくくなるため、あらかじめ地盤調査をしておき、必要に応じて対処しておくことが大切です。
地盤調査がしてあれば買主も安心して購入でき、かつスムーズに売却できる可能性が高くなるでしょう。
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では、前述したような売れない土地を相続してしまった場合、売れずに所有し続けるとどうなるのでしょうか。
ここでは、売れない土地を持ち続けるとどうなるのかを解説します。
不動産を所有していると、所有者には固定資産税や都市計画税といった税金が課税されます。
つまり、売れずに所有し続ければ、固定資産税などを払い続けることになるでしょう。
なお、建物があれば土地の固定資産税は軽減されますが、建物を適切に管理せずに放置してしまうと、特定空家に指定され固定資産税の軽減措置が受けられなくなってしまいます。
軽減措置が受けられなくなれば、大幅に負担する税金が上がるため注意が必要です。
近年は、地震や大雨、台風などの自然災害が多発しています。
土地を所有し続けていれば、土地が自然災害によっていつ崩落するかわかりません。
もし、崩落し隣地に被害が及べば、その責任を所有者が負うことになってしまいます。
場合によっては損害賠償を請求される可能性もあるため注意が必要です。
とくに、遠い山林や土地などを相続した場合は、どのような災害を引き起こすかわからないため、放置は避けなければなりません。
相続した土地に建物が建っている場合は、定期的な管理をしなければ老朽化が進み倒壊などのリスクが及んでしまいます。
とくに相続した土地は、築年数が古いケースも多いため注意しなければなりません。
もし建物が倒壊すれば近隣住民に被害や危険が及ぶ可能性も高く、損害賠償責任を負ってしまう可能性もあるでしょう。
相続した不動産を適切に管理せずに放置してしまうと、その土地はどんどん荒れてしまいます。
雑草などが生い茂れば、その地域の景観を乱すことになるでしょう。
また、不法投棄されやすくなったり、野生動物が住みつくこともあるでしょう。
そうなれば自分に被害が及ぶだけでなく、近隣住民にも迷惑をかけることになり、トラブルに発展してしまうケースもあります。
このように、相続した売れない土地を所有し続けると、多くのデメリットやリスクが生じてしまうため注意が必要です。
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では、売れない土地を相続してしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、対処法を解説します。
不動産を売却する方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」の2つがあります。
仲介とは、不動産会社を通じて個人の買主を探す方法です。
一方で、買取とは、不動産会社に直接売却する方法になります。
もし仲介で売り出しても買主がなかなかみつからないといった場合は、「買取」を検討してみることをおすすめします。
買取であれば、個人の買主を探す必要もなく、短期間で売却することが可能です。
売却価格は、仲介に比べて多少安くはなりますが、税金の負担や維持・管理の手間を考えるとメリットとして大きいといえるでしょう。
相続した土地に隣家がある場合は、隣家の所有者に寄付するといった方法もあります。
隣地の方なら無料であればもらっても良いといわれる可能性があります。
税金を支払い続けるよりも、無償で手放してしまうほうが負担する費用と手間がなくなり、結果的にメリットとなるでしょう。
ただし、無償で譲った場合は、受け取った側に贈与税がかかる可能性があります。
そのため、あらかじめ贈与税について伝えておくことが重要です。
売れない土地とわかっている場合は、そもそも相続せずに相続放棄をするといった選択肢もあります。
相続放棄すれば、売れない土地を所有することも、頭を悩ませることもありません。
ただし、相続放棄を選択すると、不要な遺産だけでなく現金や預貯金などのプラスの財産もすべて放棄することになるため注意が必要です。
また、一旦相続放棄を選択してしまうと、その後取り消すことはできないため慎重に検討しなければなりません。
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相続した土地によっては、エリアの問題や形状、地盤の悪さにより売れないといったケースがあります。
売れない土地のまま所有していても、固定資産税を払い続ける必要があるだけでなく、老朽化や災害によって近隣住民に被害をもたらす可能性があるため注意が必要です。
そのため、そもそも相続を放棄するか、もしくは仲介ではなく買取に売却方法を変えてみるなどして早めに対処しましょう。
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藤沢市の売却だけではなく鎌倉市も対応可能で、早期に売却を検討のお客様向けに先行リフォームもご用意しています。
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